
眠れない辛さは体験した人にしか分かりません。私も不眠症でしたので、あなたの気持ちがよく分かります。
私の場合、不眠が一週間続くと激しい頭痛と吐き気に襲われ、起き上がる事が出来ませんでした。
そして、少しでも何か匂いがしたらもうダメで、本当に吐いてしまいます。
と言う事で、報告するも何もあったものではなかったのです。時間が経って、少し良くなってから休む旨を電話で連絡しました。
あなたの不眠症はどの程度でしょうか?どうしても仕事に行けないくらい辛いのでしょうか?
私のような状況なら休むしかないでしょう。
ただ気になるのは、あなたの会社は休みが取れない会社なのか。あるいは「不眠症」に偏見を持っている会社なのか?です。
社会は障害者を(医学が発達しているのにも関わらず)今も偏見の目で見ていますから、「不眠症」に対しても考えられない事はないのかも知れませんね。
「不眠」という症状は「 統合失調症」、「うつ病」などの病気の症状と重なるので世間の理解はまだまだでしょうか?
いずれにしても、仕事を休むとき連絡するのは常識の範囲。
休みも取れない職場なら、しがみつく必要はないですよ。
生きるために仕事をするのであって、仕事するために生きているのではありませんから。
大事なのは「不眠症」を治す事!
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不眠症から脱出するには

さて、不眠症についてですが、多くが日常生活を改善する事で治ります。
私も自分の生活の間違いに気付いて、それを改めて不眠症から抜け出す事ができました。
ですので、これから不眠症を解消する方法を紹介しましょう。
先ず、生活のリズムを整える事です。
毎日規則正しく過ごすように心がけてくださいね。
人間は不思議なもので、規則正しい生活を送っていると心が安定します。安定=保守的と言っても間違いではないでしょう。
つまり、人間は本能的に「保守的」なんですね。自分の生命を守るための無意識の反応なのです。
とにかく、「毎日規則正しく、正しい方法で過ごす」と本当に心が安らぎます。気が付かないうちに不眠症は治っています。実践してみれば分かります。理屈ではない!
それではどのような事をしたら良いか?
いつも、決まった時間に起き、太陽を浴びる
人間の睡眠と覚醒は体内時計で調整されています。
朝、太陽の光を浴びるとセロトニンという幸せホルモンが分泌され、自律神経の交感神経が活発になって日中の活動がスムーズに行われます。
日中に分泌されるセロトニンは眠りホルモンのメラトニンの原料でもあるので、とても大切なホルモンなんです。
メラトニンは明るいところでは分泌が抑制されますが、太陽の光を浴びて14~16時間後に、再び分泌が始まり、副交感神経が優位になってきます。そうするとだんだん眠くなってきます。
セロトニンは太陽の光がないと分泌されませんので、眠るためには太陽を浴びることがどうしても必要なことかがわかりますね。
朝食をバランスよく食べる
朝食を規則正しく、バランスよく食べること。太陽の光が届きにくい内臓などの末梢神経が食事で調整されます。特に良質のたんぱく質や炭水化物を摂りましょう。
豆腐や納豆などの大豆製品(大豆製品は、セロトニンの原材料になる必須アミノ酸と呼ばれるトリプトファンを含むので、
間接的にメラトニンの原料になる)、サンマ・サバ・イワシ・マグロ・カツオなどの青魚、スジコ・たらこなどの魚卵(ビタミンB6を含む)、
牛・豚などの赤み肉、バナナやニラ・ニンニク・玉ねぎなどの野菜類(ビタミンB6を含む)
注意したい事 ⇒ ドーナツや菓子パンなど、糖分の多い朝食は厳禁。
糖分を摂り過ぎると血糖値が上昇下降して不安定になり、夜中に血糖値が下がり、激しい空腹感に襲われて眠れなくなります。
また甘いものの摂り過ぎは、カルシウムを体外に出すので精神を不安定にします。
ちなみに、私の不眠の原因も糖分の取り過ぎでした!
軽い有酸素運動をする
汗ばむ程度のウォーキングがよい。できるだけ自分の足を使うこと。
エスカレーターやエレベーターがあると、つい利用してしまうのですが、不眠症も運動不足と関係があることを忘れてはいけませんよ!
運動も「継続は力なり」です。毎日の積み重ねが大切ですね。
3時を過ぎたら覚醒作用のある飲み物は厳禁
コーヒーに含まれるカフェインは飲んだ後7時間以上体内に留まると言われ、紅茶・緑茶も同じくらいと言う意見もあります。
覚醒作用のある飲み物は、不眠症の人は控えた方がよい。
夕食は寝る3時間前までに済ませ、消化の悪いものを避ける
腹8分にして、消化のよいものをバランスよく食べる。ステーキや天ぷらなどの脂っこいものは夕食には控えた方が良い。
消化の悪いものを摂ると胃は消化をしないといけないので休めない。胃にとって我慢できないストレスになります。
ちなみにそれぞれの食べ物の消化にかかる時間は胃の中で約3~5時間、小腸の中で約5~8時間、胃に食べ物が入り、肛門から排泄されるまで約40時間かかると言われています。
また食べ物によっては、果物は約40分、野菜は約2時間、ご飯などの炭水化物は約8時間、肉は約12~24時間かかります。肉を食べると胃がもたれるのは、通常約3~5時間の消化活動で済むところ、3倍以上の時間がかかるからです。
風呂はぬるめの湯で入る
睡眠には体温の変化が大きく関係していて、脳や臓器は働き続けると体温が高くなります。
なので、基本的に昼間は臓器や脳の体温が高く、夜は眠るために体温が低くなるよう調整しているのですが、ストレスが溜まると温度調節も難しくなるのです。
その温度調節をスムーズにするために、眠る前の入浴が大切です。
入浴すると、体内の温度は一時的に上がりますが、その後、湯冷めで徐々に体内の温度が下がっていきます。
それが睡眠を促し、質の高い眠りをサポートするのです。
また、入浴時間は湯冷めして眠る準備が整うのを考慮して眠る1時間前がおすすめです。
お湯の温度は40℃が最適とされています。あまりに高いと、逆に交感神経が刺激されて興奮状態になり、温度が低いと体内まで温まりません。
入浴時間は10分~30分程度くらい。
寝る2時間前からテレビ、パソコン、スマフォを見ない
夜はブルーライトを避けることが必要です。
なぜなら、夜にブルーライトを浴びると、脳がまだ昼間だと勘違いして睡眠を促すメラトニンが分泌されなくなるから。
通常は就寝の3〜6時間前からメラトニンの分泌が増え始め、次第に眠気を覚えて眠り、脳や身体を休めるというのが、人間にとって自然なリズムなのです。
ところが寝る直前までスマフォを使用しているとメラトニンの分泌が遅れ 寝つけない、よく眠れない、途中で目が覚める、ぐっすり眠れないなど睡眠に障害がでてきます。
寝巻きはゆったりしたものを着る
ゆったりした吸湿性の良い寝巻きを着ましょう。特に女性で、美容体形を気にして、寝るときもコルセットを着けたままにしている人がいますが、血行を悪くして体の新陳代謝ができないので、健康に悪い。
当然睡眠を妨げます。
寝ているときはやはり、体に優しい状態にしてあげたいものです。
体に負担の少ない、心地よい環境にしてあげることはとても大切なことですよね。医療目的の場合は、専門家の支持に従ってください。
布団や枕やその他の寝具類の寝心地
快適な睡眠を取るためには寝具にも気を配る必用があります。
寝返り・発汗・体温低下などの、睡眠中の生理的変化を妨げない寝具を選ぶことが重要です。ふとんは、保温性・吸湿性・放湿性に優れたものを選びましょう。
長時間布団の中で過ごしていないか
「昼寝」,「早寝」、「長寝」が不眠を誘発すると言われていますが、あなたは大丈夫ですか?
眠れないのに長時間布団の中で過ごすと、寝るのが怖くなりますます眠れなくなると専門家は指摘しています。生活リズムを壊さないためにも、布団の中の長期滞在はやめるべきです。
まとめ

いかがでしたか。いろいろ言いましたが、参考にしてくださいね。
人生は選択の連続です。何を取り、何を捨てるのが自分にとって良いのか?
不眠解消法も紹介しました。できそうなものから1つでよいので、先ずは始めてみてください。そして、継続してください。
良い結果が出ますように!
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