
仕事が辛くて眠れないのは確かにストレスのせいですよね。私たちの心や体は正直です。
辛い時には辛いと言ってくれますので、決して無視してはいけません!
ストレスが原因で眠れないという事実を、理屈抜きで先ず考えましょう。そして、このストレスはどこから来たストレスなのかということも考えておきましょう。
「仕事に行きたくない」理由についていろいろありますが、代表的な要因を以下の3つに分けてみました。
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「仕事に行きたくない」理由

過重労働
近年、問題になっている「過重労働」です。時間外労働時間は労働基準法で決められていますが、それを無視して従業員に過度の時間働かせている、いわゆるブラック企業が今問題になっていますね。
「使い捨て」などということばもあるように、人権無視の様相を呈している。限度を超えると、心身が「仕事に行きたくない」、「仕事辞めたい」と言い出します。
向いていない仕事
人それぞれ向き不向きがあります。向いていない仕事に携わると続ける意欲がなくなり、ストレスが溜まってきて、ただでさえ面白くないのに仕事のミスが多くなり、一層意欲減退。そして、心身が「仕事に行きたくない」、「仕事辞めたい」と言い出します。
仕事の向き不向きは、その仕事をやってみないと分からないところがありますので、自分で向いてないなと分かったら、本当は早い時期に方向転換をした方が良いと私は思っています、が、当事者になると、なかなか難しいところですよね。
私自身転職経験者ですから気持ちがよく分かります。
人間関係のもつれ合い
仕事のストレスの原因は、何と言っても、人間関係が一番大きいでしょう。
正直な話、人間関係がうまく行っていれば、過重労働の問題は起こらないでしょうし、自分に向かない仕事でも、努力していれば周りの人たちがサポートしてくれて、何とかやりこなせるのではないでしょうか。
そんな天国みたいな職場が現実にあるかどうか分かりませんが。
(聞くところによると、長野県にある伊那食品工業はそのような会社だとか。トヨタも一目置いているらしい。)いずれにせよ、人生は選択の連続です。その仕事を続けるのも辞めるのも。
仕事辞めたいと思う時の対処法

さて、あなたの「仕事に行きたくない」、「仕事辞めたい」はどれが理由でしょうか?理由がわかれば、対処の仕方も分かります。
過重労働だけが原因か?向いていない仕事をしているのが原因なのか?
向いてない仕事をしているために、またはその仕事の処理能力が欠けているためやたらに時間が掛かり、結果として過重労働になっているのか?
はたまた人間関係のもつれ合いに原因があるのか?
なかなか難しいところですが、要は、これらの問題は解決できる問題かどうかです。
解決できる問題なら、仕事を辞める必要はありません。ストレスから来る不眠を解消する方法を探せば良い。方法はいくらでもありますよ!
解決できない問題なら、無駄に時間を潰すべきではありません。
ストレスが溜まり酷くなると、私たちは正常な判断力を失ってしまい、大変危険です。このような状況の中で「過労死自殺」という事件は起きるのです。
「三十六計逃げるにしかず」、「負けるが勝ち」ということばがありますよね。「引く」のは敗北ではありません。
しかし、何も考えずに辞めるのはNG。自分の経験から、もし、今の仕事を辞めようと思っているなら、できれば次の仕事の見通しをつけてから行動に移した方が、気持ちが楽でストレスも少なくて済みます。(急を要する場合はその限りではありません。)
先程も言いましたように、人生は常に選択の連続。何が正解かは神様だけしか分かりません。
私達がしなければならないのは、今最良と思う事をやるだけです。
ちなみに、私は数回転職をしています。私の場合、最後に転職した職場では25年間勤めましたが、その間も何度辞めようとしたことか!人間関係が大変でした。
独身で養わないといけない家族がいる訳でもないのに、辞めることができなかった。
理由の一つは、親が悲しむと思った。それまで、3ヶ月以上1つの職場にいたことがなく、親に「どうせここも長くて3ヶ月だろう」と言われ腹が立ち意地でも辞める訳にいかなっかったのです。
そして、何よりその仕事が好きだったから辛い時期を乗り越えられました。
人間関係が最悪でも、永久に続く訳ではないので、ひたすら我慢しました。正解だったかどうかは、分かりません。
最後にストレスを解消して眠りやすくする方法を紹介します。
先ず快適な睡眠を取り、ストレスを取り除いてから難しい問題に対処しましょう。自分の心身が正常でないと正しい選択ができません。
ぐっすり眠るために最も大切な事は「心が落ち着く」ことです。
以下参考にして下さいね。
睡眠1時間前に入浴
睡眠の1時間前に入浴をしてみましょう。睡眠には体温の変化が大きく関係しています。
脳や臓器は働き続けると、体温が高くなります。
なので、基本的に昼間は臓器や脳の体温が高く、夜は眠るために体温が低くなるよう調整しているのですが、ストレスが溜まると温度調節も難しくなるのです。
その温度調節をスムーズにするために、眠る前の入浴が大切です。
入浴すると、体内の温度は一時的に上がりますが、その後、湯冷めで徐々に体内の温度が下がっていきます。
それが睡眠を促し、質の高い眠りをサポートするのです。
また、入浴時間は湯冷めして眠る準備が整うのを考慮して眠る1時間前がおすすめです。
お湯の温度は40℃が最適とされています。あまりに高いと、逆に交感神経が刺激されて興奮状態になり、温度が低いと体内まで温まりません。
入浴時間は10分程度で十分なので、まずは気軽に入浴してみましょう!
運動をする
体をある程度疲れさせていると深い眠りに入りやすい。
運動といっても過度なものではなく、負担が少なく簡単な有酸素運動で良い。
運動は1回だけではなく、習慣的な方が睡眠に影響しやすいため、眠れないと悩んでいるのなら、軽く汗を流してみるのもおすすめです。
ぬいぐるみを抱く
ぬいぐるみを抱いて寝ると良く眠れる、ということが国内は帝京科学大学で、海外はオランダのアムステルダム大学で研究・実験で実証されています。
私の知り合いにもぬいぐるみ愛好者がいますが、手放せないと言っていますよ!大の大人がぬいぐるみ?なんて思わないで、試してみてはどうでしょう。
まとめ

過労死による自殺の報道を見聞きする度に胸が痛みます。
真面目で、勤勉で、世渡りが下手で、自分をあらぬ方向へ追い込み、最後には自らの手で人生を終わらせる。何とも痛ましい事件です。
このようなことが起きないために何をすればよいのか、国もいろいろ対策を講じていますが、私たちは私たち自身で自分の心と体を守らならければなりません。
事態が手遅れになる前にやって欲しい事など、自分の経験も交えて解決のヒントととして述べました。
何かの参考になれば嬉しいです。
最後に、仕事を探している若いあなたへ。
就職する前に、是非、その会社について時間を掛けて調べてください。自分が納得できる会社かどうか。何より従業員を大事にしている会社かを。
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