
私たちは1日の3分の1の時間を睡眠に充てていて、しかも夢は1日のうち2時間程度見ると言われています。
つまり80年生きる場合、なんと7年近く夢を見ていることになるのですが、夢・睡眠について今尚分からないことが余りにも多い。
このような状況の中で、科学者たちは解明しようとして日夜頑張っているわけですが・・・
先ず最初に夢と睡眠について考えてみてみましょう。
Contents
夢と睡眠について

夢はその人の記憶と強く結びついていると言われています。
睡眠中は、脳内に蓄積された“記憶の貯蔵庫”の中に新しい記憶を保存したり、貯蔵庫の中から古い記憶を引き出したりする「整理」が行われている。
その過程で、映画のフィルムのように記憶のイメージが夢として反映されている。つまり、夢は脳にとって必要な「記憶の整理」の過程で起こる「副産物」のようなもの。
人はなぜ眠るの?
「脳を休めるため」というが、 それが、眠っている間も脳は活動している。
しかも、夢を見ている「レム睡眠」のときは覚醒時より1〜2割活発に働いてる。
それに、[ノンレム睡眠]の最も深い段階でも大脳皮質のエネルギー消費は、覚醒時から2割程度しか減っていない。
全然休めてないのに、すべての動物が眠ります。 意識を失ってまで休息をするなんて。どうして「眠る」のかわからない。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」で見る夢が異なる
睡眠に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があるのは、すでに広く知られています。
実は、この2種類の睡眠によって、見る夢の質が変わってきます。
「レム睡眠」が、「身体は休んでいて、脳が活発に動いている状態」であるのに対し、「ノンレム睡眠」は、「身体も脳も休んでいる状態」です。
「レム睡眠」「ノンレム睡眠」どちらも夢を見る可能性がありますが、実は「ノンレム睡眠」の間に見る夢は、覚えていないことが多いといわれています。
各睡眠時の夢の特徴は、以下のようになります。
レム睡眠の間に見る夢の特徴
比較的はっきりしている
ストーリー展開がある
夢の内容を覚えている
ノンレム睡眠の間に見る夢の特徴
はっきりしない、ぼんやりとした内容
ストーリーがなく、平凡
目が覚めても、夢の内容を覚えていない
夢と睡眠。なんとも、夢のない話でしたね。楽しい夢も見れないと言うし・・・
でも、ガッカリしないで!いい話はありますよ。
熟睡するための夜の過ごし方11選!

それではこれから熟睡する夜の過ごし方を紹介します。
夢はみんな見るので、「夢を見ないで寝る方法は」はありませんが、できるだけいい夢を見るように努力しましょう。ということは、日常生活を健全に送るという事です!
下記の項目をチェックし、改めるものがあれば改めてくださいね。
食べてすぐ寝る
食べてすぐ寝ると、胃の中に食べ物が入っているため消化しないといけないので体が休めない。副交感神経が働けなくて、逆に交感神経優位となり寝れない。 中途覚醒 ・早朝覚醒・ 熟眠障害を引き起こします。
夕食に消化の悪いものを食べる
消化にかかる時間は、果物1~1.5時間、野菜2~2.5時間、ご飯・パン2.5~3時間、揚げ物、ステーキ4~5時間といわれています。食べてすぐ寝る時と同じで、交感神経優位になり、眠れない。
インスタント食品を食べる
インスタント食品、レトルト食品に含まれる保存料には、カルシウムを体外に排泄する作用がある。カルシウム不足をすると、神経が興奮して眠れなくなる。
寝酒をする
酒を睡眠薬代わりに飲んではいけない。飲み始めの頃は良く眠れるような感じがするのですが、そのうちに眠りが浅くなり、途中で目が覚めて眠れなくなります。さらには、アルコール中毒になるので大変危険です。
先程お話した中途覚醒や熟眠障害の原因に。
隠れカフェインの飲食
ホットココア、チョコレートなどを飲んだり食べたりすると寝れなくなります。覚醒作用があるので。飲食するなら午前中が良い。
就寝3時間前までに夕食を終えているか
寝る時お腹の中に食べ物が入っていると、胃は消化しないといけないので休むことができなくなります。
そのとき体の自律神経は交感神経が活発になっているので、眠りのモードに入れない。
眠るためには副交感神経が活発に働かないといけないのです。
とにかく、食後は胃の消化活動のため、深部体温(内臓などの体温)が下がりにくくなる。
質の良い眠りには深部体温を下げることが必要なので、寝る直前に食べるとどうしても眠りの質が下がってしまうのです。
布団の中にスマフォを持ち込んでいないか
毎日の習慣でついスマフォに手を出しがちです。ブルーライトを発し、脳を覚醒させて眠りを妨げる夜のスマォは、寝る2時間前には完全に手から放しましょう。
イライラしたまま布団に入っていないか
ストレスは眠りの大敵!イライラした心の状態では、いつまで経っても眠気はやってきません。気持ちが落ち着くまで布団に入らないで、他の事をした方が時間も大事にできるので生産的ですよ。
私は「不眠の有効利用」と解釈して、大いに活用しています。布団の中でもだえて過ごすより、精神的にもはるかに良いのです。
部屋の中は清潔にしているか
掃除をしないと、もちろん部屋の空気が悪くなり、体に悪い。深呼吸が不眠に役立つどころではないはず。
気持ちよく生活ができるよう、部屋はきれいにしましょう。
体を締め付ける寝巻きを着ていないか
ゆったりした吸湿性の良い寝巻きを着ましょう。特に女性で、美容体形を気にして、寝るときもコルセットを着けたままにしている人がいますが、血行を悪くして体の新陳代謝ができないので、健康に悪い。
当然睡眠を妨げます。
寝ているときはやはり、体に優しい状態にしてあげたいものです。
体に負担の少ない、心地よい環境にしてあげることはとても大切なことですよね。医療目的の場合は、専門家の支持に従ってください。
長時間布団の中で過ごしていないか
「昼寝」,「早寝」、「長寝」が不眠を誘発すると言われていますが、あなたは大丈夫でしょうか?
眠れないのに長時間布団の中で過ごすと、寝るのが怖くなりますます眠れなくなると専門家は指摘しています。生活リズムを壊さないためにも、布団の中の長期滞在はやめるべきです。
まとめ

冒頭でも言いましたように、夢・睡眠について今も分からないことが余りにも多く、科学者たちの今後の研究成果を待たなければなりません。
また、脳の記憶・整理をするために、あるいは将来の危機に備えるために「夢」があるのだとしたら、夢を見ないというのはあり得ないし、良い夢を見る事も奇跡に近い事なのでしょう。
だからといって、私たちは手をこまねいている訳にはいきません。
熟睡できないというのは、不眠の問題があることが十分考えられますので、日常の過ごし方に誤りがあれば改め、生活態度を変えればれば解決できるものはたくさんあります。
現実に目をつぶることなく、積極的に居心地の良い生活を心がけましょう。
この記事が何か参考になったら嬉しいです。
あなたの夜がグッスリ眠れる夜になりますように!
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